Photo:Aha.is スクリーンショットより |
アイスランドのオンライン宅配サービス「Aha.is」のドローンを使った配達サービスに、SA Confederation of Icelandic Enterprise賞が贈られた。ドローンを使用することで、交通量や大気汚染を減らし、環境にやさしい配達サービスを生み出したという点が受賞の決め手となった。
Aha.isがドローン配達を始めたのは2018年。ドローン会社Flytrexと提携し(使用ドローン:FTX-M600P)、アイスランドで世界初の自律型ドローン配送システムの立ち上げに成功。主にレストランからの注文を受け、首都レイキャビクの広範囲にわたる場所へ配達している。
注文方法は、まず、通常のデリバリーサービスのように注文商品をカートに入れ、ドローン配達を選ぶ。ドローンが向かう際に、Aha.isからテキストメッセージで連絡をもらう。
配達ポイントは家の裏庭など。注文商品を積んだドローンが指定ポイントに到着すると、地上に近づき、少し上空から紐で商品を下ろし、商品を受け取ってもらうという流れである。商品到着の際は、テキストメッセージで指示があるため、安心して商品を受け取ることができるようだ。
荷物は2.5キログラム以内であればドローン配達が可能。配達範囲は、市内中心部から最大4キロメートルの距離に届けることができるが、レイキャビク空港から2キロメートル以内に近づいてはいけないといった制限もある。
好評のドローン宅配サービスだが、雨天時は使用できないという天候に左右されるところがウィークポイントといえる。しかし、汚染を減らし、時間を節約でき、温かい食事が届くといったメリットは大きい。Aha.isのドローン配達が不可能な場合は、電気自動車を使用し、30分から90分で品物を届けてくれるという。
https://www.aha.is/drone-delivery
北欧ニュース編集員
コロナ禍で、買い物方法にも大きな変化がありましたよね。これまでもネットショッピングを利用していても、昨年から特にたくさん利用するようになったという方も多いのではないでしょうか。ドローンでのフードデリバリー、渋滞や信号にひっかかることもないので、届くのが早そうですよね。アイスランドを訪れた際には、ぜひ試してみてはいかがでしょう♪