2021/11/30 今日は「スウェーデン・フィンランド」よりこんなニュースが届きました!

今年の戴冠式は有観客で開催予定!フィンランド・ルチア2021


フィンランド・ルチア2021
ティルデ・ポルヴィアンデルさん
Photo by Folkhälsan/Henrik Schütt


イメージ
Photo by Jussi Hellsten

12月13日は聖ルチア祭。毎年、スウェーデン語系フィンランド人の社会福祉団体「Folkhälsan」が行う、10人の女性から1人、その年のルチアに選ばれるルチアコンテストで、2021年のフィンランド・ルチアに選ばれたのは、オーランド諸島マリエハムン出身のティルデ・ポルヴィアンデル(Tilde Polviander)さん。

マリエハムンは、フィンランド自治領オーランド諸島最大の街で、約9割弱の人がスウェーデン語を話す。マリエハムンはスウェーデン語、フィンランド語ではマーリアンハミナと呼ばれる。

今年のフィンランド・ルチアに選ばれたティルデさんは、ちょうど1年前にオーランド諸島のルチアに選出され、ルチアを務めた経験がある。今回はフィンランド全土を代表するルチアに選ばれ、ティルデさんは驚きとともに喜びを語り、たくさんの人と会える機会があることを一番楽しみにしているという。

また、ルチアとしての大きな役割となっている募金活動において、自身がルチアの候補者として活動していた際に投票と募金をしてくれた人たちへ感謝の気持ちを述べた。

ルチアの募金活動は、苦しい家庭環境にある子どもを持つ家族を支援するための資金を集めており、2020年の活動では、171,000ユーロ(約2200万円)が集まったという。

ティルデさんは12月13日(月)の午後5時に、ヘルシンキ大聖堂で行われる戴冠式に出席する予定。昨年は無観客だったが、今年は出来るだけ通常の状態での開催が望まれており、観客を入れての式になる(状況により変更になる場合あり)。また昨年同様、今年もテレビで生中継される。

12月や1月には、ルチアとルチア合唱団は、希望やぬくもり、光を届けるために、安全な方法で、病院や高齢者施設への訪問を含め、約100近くの催しに参加する予定。

https://lucia.fi/


北欧ニュース編集員


昨年はパンデミックで多くの人が影響を受け、ルチアの活動もかなり制限されたと思います。今年は戴冠式も通常に近い形(着席、歌なし)で行われるとのこと。ヨーロッパをはじめ、世界で新種株が発見され、拡大が心配されているので、12月13日までどうなるかわかりませんが、無事、戴冠式を迎えられますように!

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