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今月、2022年のパスポートのパワーランクを示す「ヘンリーパスポートインデックス」が発表された。世界最大の旅行情報データベースを提供する国際航空運送協会(IATA)のデータに基づき、ビザなしで訪れることができる国や地域の数の多い順に並べたランキング。世界で最も強力なパスポートを保持する国はどこだったのか。
まず、北欧諸国のうち最も順位が高かったのはフィンランド。昨年より順位を1つ上げ、全体3位となった。昨年同様、イタリア、ルクセンブルク、スペインと仲良くランクインし、ビザなしで行ける国が1カ国増えて189カ国になった。
次に、昨年5位で187カ国だったデンマークが4位に順位を上げ、計188カ国に。スウェーデンも順位を上げ、デンマークと並んで4位となり、2カ国増やして188カ国になった。フランス、オーストリア、オランダも同じく4位にランクイン。
ノルウェーは昨年から1カ国増やし、計186カ国で6位。英国、米国、ベルギー、ニュージーランド、スイスと共に計6カ国ランクインしている。
昨年11位で、今年も同じく11位にランクインしたアイスランドは、昨年より1カ国減らして180カ国に。バルト三国ではリトアニアが9位で182カ国、エストニアとラトビアは10位で181カ国だった。
逆に、旅行に行くのにビザが必要になる国の数は、フィンランド38カ国、デンマーク39カ国、ノルウェー41カ国は昨年と変わらず。スウェーデンは40カ国から39カ国に減らし、アイスランドは45カ国から47カ国と、ビザが必要な国が2カ国増えたが、北欧諸国は安定して、パスポートのパワーランク上位をキープしているといえる。
ビザ不要で訪問できる国の平均は107カ国に増えてきたようだが、アンゴラやカメルーン、ラオスといった50カ国のみという国々もある。
2022年の1位は、5年連続トップの日本。そして、シンガポールが、2位から順位を上げて日本と並んで1位に。日本は1カ国、シンガポールは2カ国増やして計192の国と地域にビザなしで旅行可能に。3位には、昨年3位だったドイツと韓国。1カ国増えて190カ国となった。
ヘンリーパスポートインデックス2022
※現在の一時的な新型コロナウイルス関連の制限は考慮しない。
※227の国と地域うちビザなしで訪問できる数。
1 Japan、Singapore 192
2 Germany、South Korea 190
3 Finland 他3カ国 189
4 Denmark、Sweden 他4カ国 188
5 Ireland、Portugal 187
6 Norway 他5カ国 186
7 Australia 他4カ国 185
8 Hungary、Poland 183
9 Lithuania、Slovakia 182
10 Estonia、Latvia、Slovenia 181
11 Iceland 180
https://www.henleyglobal.com/passport-index
北欧ニュース編集員
日本は192、北欧諸国も180以上の国々にビザなしで訪れることができるのですが、自由に世界を行き来できていた日が来るのには、まだもう少し時間がかかりそうですかね。
そんなことが出来ていた日々に、ありがたみを感じる日々です。みなさんが最初に行きたい国、場所はどこですか?^^