Photo by Todd Trapani / Pexel ※画像はイメージ |
2月4日から20日まで中華人民共和国の北京で開催中の第24回冬季五輪。選手124名(うち男子49名、女子75名)、監督・コーチ等138名、合計262名で構成された日本代表チームには、海外出身の元選手などがコーチとして活躍している競技がある。
今大会にも、チームジャパンとして日本代表を支える北欧生まれのコーチがいた。
渡部暁斗選手、山本涼太選手、渡部善斗選手、永井秀昭選手、谷地宙選手の計5名が出場しているスキー・ノルディック複合。そのコーチを務めるStian André Skinnes(スティアン・アンドレ・シンネス)氏は、ノルウェー出身。
シンネスコーチは、2009年、18歳の時にノルウェー代表チームのスキージャンプ選手としてデビュー。2014年に開催されたFISワールドカップで3位。2017年に引退し、現在、日本のナショナルチームのコーチとして活躍している。
また、今大会最初のメダルをもたらした、男子モーグルの堀島行真選手をはじめ、平昌五輪銅メダリストの原大智選手、女子5位入賞の川村あんり選手など、計12名で参加したフリースタイルスキー日本代表チームにも、北欧生まれの元選手がチームを支えている。
フリースタイルスキーのモーグルのJanne Petteri Lahtela(ヤンネ・ペッテリ・ラハテラ)コーチは、フィンランド出身。自身も元フリースタイルスキー選手である。
フィンランド代表としてデビューしたのは1990年。1992年のフランス・アルベールビル冬季五輪で五輪デビューを果たし、1994年のノルウェー・リレハンメル、1998年の日本・長野、2002年のアメリカ・ソルトレイクシティ、2006年のイタリア・トリノと、5大会連続で出場。長野五輪で銀、ソルトレイクシティで金メダルに輝いた。
2005/2006シーズン終了後に引退。2006年7月から日本のモーグルのナショナルチームのコーチに就任し、上村愛子選手をはじめ、現在も引き続き、日本人選手のターン技術向上に貢献している。
北欧ニュース編集員
北欧生まれ以外には、オランダやカナダ出身といったコーチもいるようです。選手124名で、監督やコーチ、ドクターや技術スタッフ等を含め、日本代表チームを支えるスタッフが138名。コロナの影響で家族や関係者の方々が現地で応援できない分、チームスタッフは選手にとって大きな存在、力になっているでしょうね!