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国連のデータによると、ロシアのウクライナ侵攻で、これまでに約250万人以上のウクライナ人が国外に逃避しているという。これは、第二次世界大戦以降、最大の難民危機に直面することになると言われている。
ヨーロッパの国々は、ウクライナの人々を受け入れており、北欧各国も国内でさまざまな緊急支援の動きを見せている。ほんの一部を紹介する。
例えば、デンマークとスウェーデンの間にあるエーレスンド(オーレスン)海峡を結ぶオーレスン橋(Öresund Bridge)では、3月1日から31日まで、ウクライナのナンバープレートが付いた乗用車全て無料で橋を渡ることができるという。
ノルウェーでは、緊急支援の一環として、ウクライナからの難民のために、約8000の緊急宿泊施設の確保に取り組んでいる。また移民局では、万が一、ノルウェー在住のウクライナ人の居住許可やビザの期限が切れても、国内に留まるよう許可を出している。
北欧諸国でもウクライナ支援のチャリティーコンサートが続々と実施されており、フィンランドでも、ウクライナでの戦争に見舞われた民間人を支援するために、公共放送Yle主催でコンサートが行われたばかり。このコンサートは約153万4000人が視聴し、約200万人以上による募金活動で約600万ユーロ以上が集まった。
さらに、アイスランドでも、ウクライナからの難民に対して住宅を提供すると発表。政府が作成したウェブサイトを通じて申し込みがあったのは約150件。同国最大の組合の一つであるVRは、難民のための一時的な宿泊施設として、4つのサマーハウスを提供するという。同国では、ウクライナから最大2000人の難民を受け入れる見込み。数字はあくまでも推定値とのこと。
北欧ニュース編集員
近隣諸国として、北欧諸国内でも、さまざまな形で支援活動が行われているようです。現在、避難してきたウクライナの人々に安全に国境を越えてもらい、受け入れ先を整えている最中というところでしょうか。ヨーロッパでの新型コロナウイルスは落ち着きを見せているものの、これまで閉ざしていた国境を開き、コロナ禍で難しい部分もたくさんある中で、受け入れる側も受け入れられる側も無事であってほしいです。そして、早く戦争が終わることを心から願います。
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