2022/04/05 今日は「ノルウェー」よりこんなニュースが届きました!

ムンク×ブラックメタル!ノルウェーらしさ満点の異色コラボ企画展


Photo by Munchmuseet
Anxiety Edvard Munch oil on canvas 1894

Photo by Munchmuseet
Blossom of Pain Edvard Munch Woodcut 1892

Photo by Munchmuseet
The Magic Forest Edvard Munch oil on canvas 1919-25

2021年10月22日、ノルウェーの首都オスロの新しい芸術のシンボルとしてオープンしたムンク美術館。ウォーターフロントにそびえるモダンな美術館では、ノルウェーを代表する画家、エドヴァルド・ムンクの作品を味わえる豊富なコレクションが披露されているだけでなく、芸術と文化体験の場として、ムンク関連企画やイベントなども催されている。

この春から開催されるのは、ムンク×ブラックメタルというユニークなコンビネーション企画。ムンク美術館内最大の展示ホールのフロアにて、音楽と視覚芸術の出会いを体験できるという。音楽を担当したのは、ノルウェーのブラックメタルバンド「Satyricon(サテリコン)」。ムンクの絵画やグラフィックと連動した特別な楽曲を作成した。

1991年にノルウェーにて結成されたSatyriconは、国内のみならず、世界でも有名なブラックメタルバンド。彼らはキャリアを通じて、多くのジャンルの作品を制作し、これまでにノルウェー国立オペラ合唱団をはじめとする著名な芸術家やアンサンブルともコラボレーションしてきた経歴がある。

そんなメタルバンドが今回、ムンクとコラボ。会場では、Satyriconが今回のために書き下ろした楽曲により、ホールに足を踏み入れた瞬間から感覚に訴えてくるような特別な体験ができるという。

ムンクが描くモチーフや豊かな表現力と、サテリコンのベースラインの効いたヘビーミュージックとの出会い。ムンクと同様に、サテリコンのアプローチは非常にオープンで革新的。常に進化をしていく音楽と評される。これまでのサテリコンの楽曲を知っている人にとっても、知らない人にも新しく、エキサイティングな空間になっているに違いない。

▼「ムンク美術館」関連記事(北欧ニュース:2021/07/27)
芸術と文化体験の新スポット「ムンク美術館」、10月22日ついに開館へ

展覧会「SATYRICON & MUNCH」
会場:ムンク美術館 10階
期間:2022年4月29日(金)~8月28日(日)
https://www.munchmuseet.no/

 

 

 

 

 



北欧ニュース編集員


ムンク美術館は、美術館と付いていますが、開館から、これまでにないスポットになりそうな予感がプンプンしていました。そしてこの、ムンクとブラックメタルという、どちらもノルウェーを代表するようなカルチャーのコラボレーション。これは会場で味わってみたいですよね。夏の終わりまでの開催なので、現地の方はもちろん、(安全に旅行できるようになっていることを前提に)ノルウェーを訪れる予定の皆様ぜひ!

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