2022/05/17 今日は「スウェーデン・フィンランド・デンマーク・ノルウェー・アイスランド」よりこんなニュースが届きました!

伝統音楽×ラップ!優勝はウクライナ!北欧勢は?ユーロビジョン・ソング・コンテスト




優勝したKalush Orchestra
(カルシュ・オーケストラ)
Photo by EBU / SARAH LOUISE BENNETT

5月10、12、14日に、イタリア・トリノで開催された、欧州放送連合(EBU)加盟国代表による歌の祭典「第66回ユーロビジョン・ソング・コンテスト」が幕を閉じた。

参加40チームの中で、優勝に輝いたのは、ウクライナのラップグループKalush Orchestra(カルシュ・オーケストラ)。5月14日のグランドファイナルにて、審査員や視聴者投票などで集計されたポイント、計631点を獲得し、2位の英国に150点以上の差をつけて1位を獲得した。ウクライナは2004年と2016年に続き3度目の優勝になる。

2019年に結成されたKalush Orchestraは、ウクライナの伝統的な音楽や芸術に見られるモチーフとモダンなヒップホップサウンドを融合させた6人組バンド。優勝が決定した後のインタビューで、現在見舞われているウクライナの状況下で、1位になったことは、とても意味のある出来事だと会場や投票してくれた人に感謝の言葉を述べた。

ユーロビジョン・ソング・コンテストは、優勝すると、その代表国が翌年のホスト国になる。現在のウクライナの状況を考えると、開催可能かどうかに今後焦点が向けられることになるが、新しく平和なウクライナでの開催が望まれている。

ちなみに、ユーロビジョン・ソング・コンテストのグランドファイナルに進出したのは25チーム。ウクライナの次にポイントを獲得したのは英国。3位がスペイン、4位がスウェーデン、5位にセルビアが入った。

デンマーク代表の4人組女性バンドREDDIはセミファイナルで姿を消し、決勝進出にはならなかったが、スウェーデン代表のCornelia Jakobsは楽曲「Hold Me Closer」で4位と、トップ3に迫る活躍を見せた。また、ノルウェーのSubwoolferは「Give That Wolf A Banana」で、耳だけでなく、視覚的にも大きなインパクトを残し、ユニークなコスチュームとダンス、楽曲で会場を盛り上げ、10位を獲得。

フィンランドのロックバンドThe Rasmusは、楽曲「Jezebel」を通じてパワフルなステージで観客を魅了し21位、アイスランドのSysturは楽曲「Með Hækkandi Sól」を披露し、美しいギターサウンドと優しいヴォーカルで会場を癒し、23位で終了した。

ユーロビジョン・ソング・コンテスト
https://eurovision.tv/

▼決勝進出したミュージシャンたちのパフォーマンスはこちら!
Eurovision Song Contest 2022 - Grand Final - Full Show - Live Stream - Turin
https://youtu.be/VhyLh5sGRRI

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北欧ニュース編集員


ウクライナ代表のカルシュ・オーケストラ、おめでとうございます。民族楽器×ラップが凄くかっこいいバンドです。
北欧チームでは、ノルウェーのインパクトが(笑)ビジュアルに、目も心も奪われ気味ですが、音楽も洗練されています。「Give That Wolf A Banana」は、ある有名な童話にインスパイアされた楽曲とのこと!オオカミとバナナのコスプレをしているファンもいたようですよ。
日本のフェスとかにも来てもらえたら、盛り上がりそう!(詳しくはブログでも触れます!)

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