フィンランド初！トゥルクでミシュランスター授賞式開催へ
 Photo by Visit Finland |
毎年恒例となっているミシュランガイド（MICHELIN Guide Nordic Countries 2023）北欧諸国の授賞式の開催地に、今年はフィンランド最古の都市トゥルクが選ばれたという。
イベントは今年6月12日に、トゥルクのロゴモ会場で開催される予定。ミシュランスターの授賞式がフィンランドで開催されるのは初めてのこと。
かつて首都でもあったトゥルクは、フィンランドの歴史と文化の中でも特別で、港は重要な貿易の中心地として知られている。またトゥルクには、40000を超える島々や岩礁を誇る世界最大の群島がある。レストランやカフェは活気に満ち溢れ、フードマーケット、見本市、フェスティバルなどが開催されている。
ミシュランガイドによると、トゥルク市長のMinna Arve氏は、「トゥルクの食文化は地域の活力を高め、地元住民と観光客の両方を惹きつけている」と話し、ミシュランガイドのローンチイベントのホストを担当することにより、北欧の美食の地として脚光を浴び、フィンランドとトゥルクの食文化を来場ゲストに紹介できる絶好の場になるとイベント開催を歓迎。
授賞式では、ミシュランスターやミシュラングリーンスターだけでなく、その他さまざまなカテゴリーの特別賞も発表される予定。
現在、北欧版ミシュランガイドには200軒以上のレストランが掲載されており、そのうち約70軒が星付き。2022年の時点でミシュランスターを獲得しているフィンラドのレストランは8軒で、うち7軒はヘルシンキ、もう1軒は昨夏に星を獲得したトゥルクのレストラン「Kaskis（カスキス）」。
ミシュランガイドによると、2014年にオープンしたカスキスは、カラフルなヘアスタイルと大胆なタトゥーを携えたチームの迫力ある印象とは対照的に、非常に穏やかな雰囲気の店。料理は力強い個性と風味がありながら、繊細なディテールが魅力だそう。
Kaskis（トゥルク・フィンランド／1つ星）
https://guide.michelin.com/fi/en/southwest-finland/turku/restaurant/kaskis
https://kaskis.fi/en/
北欧ニュース編集員
今年1発目の北欧ニュースです。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
2022年のミシュランガイド北欧によると、フィンランドは、ヘルシンキに2つ星レストラン1軒（Palace）、1つ星がヘルシンキに6軒（Olo、Finnjävel Salonki、Demo、Grön、Ora、Inari）、トゥルクに1軒（Kaskis）の計8軒が掲載されていましたが、Inariは昨年7月31日で閉店。その後、なんとエストニアのタリンに移ってお店をオープンしているようです。https://www.restaurantinari.com/
