画像はイメージ (C)Bocuse d’Or |
先週の1月22日と23日の2日間、料理界のワールドカップと呼ばれる「第19回ボキューズ・ドール国際料理コンクール(Bocuse d’Or)」の本選がフランスのリヨンにて開催された。
北欧5カ国代表も揃って本選に登場。1日目と2日目に分かれ、各国少しずつずらした時間から料理を開始する。1日目のトップバッターに登場したのはノルウェー。日本は5組目、スウェーデンは11組目で登場した。2日目のトップバッターはデンマークで、6組目にエストニア、9組目にアイスランド、11組目にフィンランドが登場し、腕を競い合った。
金メダルに輝いたのはデンマークチーム。昨年は銀メダルだったが、今年は通算2回目となる優勝を果たした。2位の銀メダルはノルウェー、3位の銅メダルを獲得したのはハンガリーと、北欧2カ国が表彰台に立ち、4位がスウェーデン、6位がフィンランド、8位がアイスランドと、北欧5カ国全てトップ10に入った。
これにより、これまでに獲得したメダル総数は、デンマークは金2個、銀4個、銅1個で計7つ、ノルウェーは金5個、銀3個、銅4個で計12つになった。メダル獲得状況というと、前大会優勝したフランスが金8個、銀2個、銅1個で首位。その後に、ノルウェー、デンマーク、スウェーデンと続く。
このコンクルールは、“現代フランス料理の父”と称されるポール・ボキューズにより創設された、2年に1度開催される栄誉ある料理コンクールとして知られている。国内予選と大陸予選を勝ち抜いた24カ国の代表シェフたちがフランス本選に登場。審査員は公平性を保つために、本選に出場する24カ国から選出された24名で構成されている。
毎回、食材やテーマが与えられ、各国のシェフの創造性や技術が試される。今年の大皿のテーマ食材は「アンコウ」。アンコウを使った大皿料理の他に、子どもたちに食べさせるための料理「Feed the Kids」というテーマに沿った料理の2つのテストが行われる。
大皿のテーマでは、盛り付け方にもルールがあったり、付け合わせに使う食材や組み合わせも決まっていたりする。例えば、子どもたち向けの食事の料理に義務づけられていた食材は「卵」だった。
<ボキューズ・ドール2023結果>
1位:デンマーク
2位:ノルウェー
3位:ハンガリー
4位:スウェーデン
5位:フランス
6位:フィンランド
7位:英国
8位:アイスランド
9位:アメリカ
10位:スイス
11位:カナダ
12位:日本
13位:エストニア
<特別賞>
ベストプラッター賞:スウェーデン
ベストFeed the Kids賞:フランス
ベストコミ賞:Leon Haarberg NILSEN(ノルウェー)
Social Commitment賞:メキシコ
ボキューズ・ドール
http://www.bocusedor.com/
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▼各国代表の渾身のお料理はこちらで見られます!
https://www.facebook.com/BocusedorOfficial
北欧ニュース編集員
日本代表は、アジア勢トップの総合12位でしたが、日本の「Feed the Kids」料理を試食した子どもたちが選ぶ一番おいしかった料理「子どもが選んだ一番大好きなプレート賞」に、日本代表の石井友之シェフが選ばれたそうです!おめでとうございます!
▼ボキューズ・ドール日本公式サイト
https://www.facebook.com/bocusedorjapan/