2022年にスウェーデンで生まれた赤ちゃんの間で最も人気のある名前トップ10
 Photo by Helena Karlsson/ Folio/imagebank.sweden.se |
今年1月末に、スウェーデン統計局（Statistics Sweden）から、昨年2022年にスウェーデンで最も人気のあった赤ちゃんの“お名前ランキング”が発表された。
まずは、女の子。昨年、スウェーデンで生まれた女の子の赤ちゃんで最も多かった名前は、「Astrid」。世界的に有名な同国の児童文学作家、アストリッド・リンドグレーンにちなんで付けられたと予想されるその名前は、昨年の9位から1位に浮上。初めて1位を獲得した。
Astridがトップ10に入ってきたのは2017年。2018年は8位、2019年に3位まで行くが、2020年は4位、2021は9位と順位を落とすが、6年連続で安定的にトップ10入りしている人気の名前といえる。ちなみに、Astridは、20年前の2002年は83位だった。
2016年から2021年まで、6年連続1位をキープしていた「Alice」は、2022年は8位となったが、2005年以来ずっとトップ10圏内を維持している。
また、2022年に生まれた男の子の赤ちゃんで最も多く名付けられたのは、「William」。昨年2021年の2位から1位に浮上した。2020年が2位で、2019年は3位、2018年が1位と、Williamは非常に安定的な人気を誇っている。ちなみに、20年前の2002年も、Williamは6位とトップ10入りしている。
注目は、順位を10個も上げて7位になった「Nils」。Nilsは、統計がスタートした1998年以来、70位以内にはいたものの、トップ10入りは今回が初めて。それまでの最高順位は、2018年と2019年の14位。2020年に15位、2021年に17位と一旦下がったが、2022年で7位に浮上した。
ちなみに、スウェーデン統計局は、2024年をもって、新生児の名前の統計を終了すると発表。他の統計の作成を優先するためだとしている。
＜2022年：女の子の赤ちゃん＞
1. Astrid
2. Maja
3. Alma
4. Vera
5. Freja
6. Leah
7. Ella
8. Alice
9. Selma
10. Lilly
＜2022年：男の子の赤ちゃん＞
1. William
2. Liam
3. Noah
4. Hugo
5. Oliver
6. Lucas
7. Nils
8. Matteo
9. Valter
10. August
北欧ニュース編集員
女の子の名前のほうが、変動が大きい印象でしょうか。
例えば、10年前の2012年の統計を見ると、1位はAliceなのですが、2022年と同じトップ10にいるのは、Aliceの他に、EllaとMajaの3つのお名前のみ。
男の子は、10年前の2012年もWilliamが1位で、トップ10には、Williamの他に、Lucas、Hugo、Liam、Oliverと、トップ10中半数となる5つのお名前が入っていました。
なので、男の子のお名前は、10年経ってもそこまで大きく変わらない感じがしますね。
