2023/07/25 今日は「フィンランド」よりこんなニュースが届きました!

日本企業&デザイナーも参加!フィンランドのフォルッサでテキスタイル・ウィーク開催

8月17日より、フィンランドのテキスタイルの町、フォルッサにて、フォルッサ博物館が主催する「フォルッサ・テキスタイル・ウィーク」が初めて開催される。

フォルッサは、首都ヘルシンキと第二の都市タンペレ、第三の都市トゥルクを三角で繋いだちょうど真ん中あたりに位置する町で、フィンランド初のテキスタイルプリント工場が設立された歴史ある場所として知られる。昨春には、フィンランドのプリントデザインの歴史を紹介する、テキスタイルパターンデザインセンター「クオシケスクス」がオープン。体験型のセンターで、触れて楽しみながら学べる場所になっている。

フォルッサ100周年記念プログラムの一部として開催されるフォルッサ・テキスタイル・ウィークは、テキスタイルデザイナーやメーカーによるポップアップ、テキスタイル産業や起業家精神、教育、デザインに関するディスカッション、フォルッサ市内中心部での展覧会などが企画されており、なんと、日本の繊維会社やデザイナーもフォルッサを訪れ、イベントに参加。プロダクトや経験をシェアする機会が設けられているという。

例えば、ポップアップショップでは、フィンランドと日本のデザイナーやメーカーによるテキスタイル製品を取り揃え、紡績工場エリアやフォルッサ市内中心部で開催される展覧会では、フィンランドと日本の厳選されたテキスタイル、アートやインスタレーションを見ることができる。

日本のテキスタイルアーティストのナオミ・イトウとフィンランドのビジュアル・アーティストであるアヌ・トゥオミネンは、2018年にイトウがトゥオミネンに制作の参加を依頼したことからコラボレーションが実現。5年の時を経て、フォルッサ・テキスタイル・ウィークの展覧会「アヌ・トゥオミネン / ナオミ・イトウ テキスタイル NANI IRO " HELMINÄ "」で再び共演することになった。

また、2021年から2023年にかけて日本を巡回した「フィンレイソン展」で展示されたプリントテキスタイルコレクションがフォルッサに帰還。コレクションの大部分はフォルッサ博物館のテキスタイルアーカイブからのもので、フォルッサに戻ったコレクションが、8月3日から展示される。

フィンランドのテキスタイルの歴史と、テキスタイルの持続可能な未来を作りたいという思いが込められているフォルッサ・テキスタイル・ウィークは、8月17日から20日まで開催。

フォルッサ・テキスタイル・ウィーク
日程:2023年8月17日~20日
https://www.forssatextileweek.fi

<日フィンのデザイナーによるコラボレーション展示会>
アヌ・トゥオミネン / ナオミ・イトウ テキスタイル NANI IRO " HELMINÄ "
会場:Galleria  Moletti(フォルッサ博物館)
期間:2023年8月17日~20日
時間: 木~日 11~18時

<日本で巡回していたフィンレイソン展のコレクションの展示会>
Finlayson in Forssa - the homecoming of patterns
会場:EXHIBITION SPACE VINKKELI、FORSSA CITY LIBRARY(Wahreninkatu 4, 2nd floor)
期間:2023年8月3日~9月28日
時間:月~木 11~19時/金 11~17時(+9月より、土 10~14時)


北欧ニュース編集員


フォルッサ・テキスタイル・ウィークは、フィンランドでもこのようなイベントは初めてのようで、ニュースでも取り上げられたそうです。そんな初となるフォルッサ・テキスタイル・ウィークがフィーチャーするテーマ国は「日本」!フィンランド在住の皆様、ちょうどこの時期にフィンランドにいるよ!という皆様、ぜひフォルッサまで足を延ばしてみてはいかがでしょうか。

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