毎年この時期、東京ビッグサイトにて開催されるインテリア・デザイン市場のための国際見本市「インテリア ライフスタイル」。今年は6月4日~6日の3日間で、過去最高の27,827名が来場。大盛況のうちに閉幕しました。
第24回を迎えた今回は、27の国と地域から過去最高の出展者数となる819 社(国内:607社、海外:212 社)が、オリジナリティとクオリティを兼ね備えた多彩な製品を発表。
今年の「インテリア ライフスタイル」で注目されたのは、アトリウム特別企画「Welcome to my home!」。かわいいイラストが描かれた巨大なバルーンが浮かぶ空間には、「Nordic Lifestyle」ゾーンも登場。落ち着いた色合いでナチュラルな雰囲気。出展者と来場したバイヤーが対話しやすいリラックスした空間になっていました。
このアトリウム特別企画「Welcome to my home!」で見かけたのは家具ブランド「Fritz Hansen(フリッツ・ハンセン)」。今回が初出展です。北欧ファンならおなじみのデンマークを代表する家具ブランド。
世界的に活躍するスペイン人デザイナーのハイメ・アジョン氏とともに開発に取り組んだ新ラウンジチェア「Ro™(ロオ)」は、日々の喧騒からはなれ、自分自身に戻れる空間を提供することをテーマにデザインされたチェアだそうです。
2014年1月より、レザー仕様およびフットスツールも発売を開始。
また、女性に人気のファッションブランド「minä perhonen(ミナ ペルホネン)」もまた今回初出展。こちらもアトリウム特別企画「Welcome to my home!」にて、ホームプロダクトを披露していました。今回新しく開発された「dop」は、両面モールスキンの生地。全17種で展開。生地と共に、Artekのスツール60にミナ ペルホネンの生地を貼ったエディションも発表されました。また、ビンテージのスツールにはミナ ペルホネンのアーカイブのテキスタイルよりベルベットジャカードの生地を貼っています。
このミナ ペルホネンの商品がInterior Lifestyle Award 2014で、(株)ハースト婦人画報社 ELLE DECOR編集長、木田隆子氏による「Media Award」を受賞。静岡の工場で作られているというmade in Japanにこだわったものであり、ダブルフェイスのモールスキンという経年変化を楽しめるアイディアがこめられていることが受賞理由となりました。
「日本発のテキスタイルを世界に発信できればと思い、今回インターナショナルな来場者層を見込める本見本市に参加しました。反響も良かったばかりかこのような賞まで頂き、さらに良いアピールにつながったので嬉しいです」とミナ ペルホネンの金子尚子氏が喜びのコメントを寄せています。
こちらアトリウム会場のほか、「Nordic Lifestyle」は、東京ビッグサイト西2ホール入口すぐに大きく設けられ、あれもこれもと名立たる北欧ブランドがずらり。
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