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【映画】ノルウェーの“リケジョ”が見つけた幸せの基準とは?「1001グラム ハカリしれない愛のこと」(10/31公開)




昨年の第27回東京国際映画祭コンペティション部門に出品された北欧・ノルウェーを代表するベント・ハーメル監督最新作「1001グラム ハカリしれない愛のこと」が、ハロウィンでにぎわう10月31日より劇場公開!

主人公に初めて女性を起用したことで注目を集めた本作は、北欧区も大好きな作品、チャーミングすぎるオジサマを主人公に迎えた「ホルテンさんのはじめての冒険」や「キッチン・ストーリー」を生んだノルウェーの名匠ベント・ハーメルが手がけています。

常に心がキュッと縛られ、孤独を感じるノルウェーから、少しずつ心が解き放たれ、パリで柔らかな表情へと移り変わってゆく主人公マリエの心の動きとその姿は大きな見どころのひとつ。ハーメル監督は、マリエの内面の変化に応じて、背景はもちろん、マリエの使うアイテムやファッションまで、細かい演出プランを立てたとか。

ロマンチックな雰囲気でありながらも、国立計量研究所というマニアックな舞台チョイス、そこでの細かな人々の動きや表情などに、ハーメル監督独特の世界観がたっぷりと表れています。

また、舞台となったノルウェー国立計量研究所が、準備段階から本作に全面的に協力。本作では、整然としていて、冷たい雰囲気が前に出ていますが、シンプルで美しく、北欧らしさを感じる建物です。

さらに、パリ郊外にある国際度量衡局(BIPM)での撮影許可も得ることができ、実際の建物で撮影することで、より真実に迫った世界観を作りあげることができたといいます。

 

昨年の第27回東京国際映画祭では、ベント・ハーメル監督とマリエ役の女優アーネ・ダール・トルプさんが来日。上映後の記者会見で、アーネさんが「なにげない動きの中にも、ひとつ一つ意味を持っている」と、ハーメル監督の演出について話していたのがとても印象的でした。アーネさんの魅力的な演技、ハーメル監督の計算しつくされた細かな演出、ぜひお見逃しなく。

記者会見の模様をお伝えしています。関連記事もあわせてご覧になってみてください!

「1001グラム ハカリしれない愛のこと」は、10月31日(土)、Bunkamuraル・シネマほか全国ロードショー!

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【ストーリー】
ノルウェー国立計量研究所に勤める主人公マリエは物質の計測に関してはエキスパートだが、結婚生活は規格通りとはいかず、離婚手続き中の身。そんな折、病に倒れた研究所の重鎮である父に代わり、国際セミナーに出席することになり、自国の《キログラム原器》を携えてパリへ向かう。1キログラムの新しい定義をめぐって議論が交わされる中、ひとりの男性と出会うマリエ。パリで見つけた、幸せの基準を一新する心のハカリとは?


1001グラム ハカリしれない愛のこと
監督&脚本&製作:ベント・ハーメル 『キッチン・ストーリー』『ホルテンさんのはじめての冒険』『クリスマスのその夜に』
出演:アーネ・ダール・トルプ『パイオニア』ロラン・ストッケル『スリープレス・ナイト』
2014 年/ノルウェー=ドイツ=フランス/ノルウェー語、仏語、英語/91 分/英題:1001grams
後援:ノルウェー王国大使館
協力:産業技術総合研究所 計量標準総合センター
配給:ロングライド
公式サイト:http://www.1001grams-movie.com
BulBul Film, Pandora Film Produktion, Slot Machine © 2014

10月31日(土)よりBunkamuraル・シネマほか全国ロードショー!



(2018年04月18日更新)
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