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【デザイン】デンマークの人気ブランド「スティルレーベン」のポップアップストア、東京を経て各地開催へ




4月9日から14日まで、南青山にて開催されていたデンマーク・コペンハーゲンのデザインデュオによる人気ブランド「スティルレーベン」日本初のポップアップストア「Hej!TYO(ハロー!トーキョー)」の模様をお届けします!

「スティルレーベン」は、デンマークで活躍するディテとイエレーナの女性デザインデュオ。共にデンマーク王立美術学院でガラスと陶芸を専門にプロダクトデザインを学び、卒業後すぐにデュオを結成。2002年、コペンハーゲンにフラッグシップストアをオープンします。

国内外のブランドへのデザイン提供をはじめ、陶磁器やガラスなどのオリジナルアイテムや、独自の視点でセレクトしたプロダクトを販売し、デンマーク国内外で人気を集めるブランドです。


本国のスティルレーベンの店舗。カラフルで明るい店内。テーブルなどの家具類も。


スティルレーベンは、イエレーナ・ノーデントフト(左)とディテ・レクウェグ(右)のデザインデュオ。

北欧区でも少しずつ紹介してきたスティルレーベンが、ブランドとのコラボレーションアイテムを中心に、2002年の結成から20周年となる2022年の記念イヤーに日本で初めてとなるポップアップストアを開催。これまで未上陸だったテーブルウェア、グラスウェア、テキスタイルを中心に、約100種が一堂に集結。東京会場では、本国監修による会場構成で披露されました。



これまで、デンマークを代表するブランド、ケーラーの縞模様が人気のフラワーベース「オマジオ」や、リュンビュー ポーセリンといったブランドとのコラボレーションのイメージが、個人的に強かったスティルレーベン。ポップアップストアに並んだアイテムを見て、彼女たちのデザインの幅の広さ、デザインに意識の高いコペンハーゲンで、彼女たちのフラッグシップストアが20年間、“コペンハーゲンで訪れるべき店”として人気を維持する秘密を知ったような気がしました。

さらに、日本とのコラボ商品も登場。スティルレーベンのテーブルウェアのカラーにぴったりの福井県産の箸シリーズが誕生しました。こういった日本との今後の展開も楽しみです。

今回は、会場で来場者を魅了していた、スティルレーベン自慢のストーンウェアシリーズとコンケーブグラスウェアのシリーズ、そしてピュアリネンのテキスタイルシリーズについてご紹介します。



■ストーンウェア


会場に入ると目に飛び込んできたのは、愛らしい絶妙カラーのストーンウェアシリーズ。事前に写真では拝見していたものの、実際に見ると数十倍も魅力的でした。さまざまなサイズが揃っており、スタッキングが可能で機能的なテーブルウェア。北欧デザインらしく、非常にシンプルでミニマムなフォルム。色彩と釉薬による、柔らかな表情が印象的です。

作られているのは、ポルトガルの西海岸、ポルトの南に位置する陶磁器工場。ポルトガルはストーンウェアの長い歴史があり、原料は天然資源からゆっくりと調達されます。もちろん、今頻繁に話題になるサスティナブルな取り組みも。この工場では、ストーンウェアと釉薬を同時に焼く独自の技術で工程が減ることにより、製造時の二酸化炭素排出量を大幅に削減しています。

ラインナップは、湯飲みやそばちょこのような形のものから、盃や小鉢、茶碗、どんぶりといった私たちの暮らしにすんなり取り入れることができそうなものから、万能なプレートまで展開。単色で揃えても良いし、色をミックスしても。自由に合わせて楽しめます。



■コンケーブグラスウェア

メディア関係者に人気だったというコンケーブグラスウェアのシリーズ。レトロな空気をまといつつも、上品でモダンな印象。ストーンウェアと同じく、どのカラーバリエーションでも合わせやすく、組み合わせも楽しめそう。

コンケーブグラスウェアは、少し内側にカーブしたエレガントなガラスシリーズ。作っているのは、1712年創業、チェコの家族経営のガラス工場。熟練のガラス職人によるマウスブローとハンドメイドの技術のみで製造されています。

2つのサイズのグラスとフラワーベース、カラフェがあり、透明感とその繊細な仕上がりに思わず手に取ってみたくなります。どこか優しく愛嬌を感じるのはハンドメイドならではかもしれません。テーブルに映る影も美しい!

特にコンケーブグラスウェアの中では、縦に細かな線の入った「Fan(ファン/扇)」のデザインが人気で、色は他のデザインやサイズのものでも、レモンカラーのシトリンやモスグリーンは完売になっていました。



■リネンテキスタイル

スティルレーベンのテキスタイルコレクションは、リトアニアで生産されたピュアリネンを使用。軽くて耐久性に優れています。これが本当に柔らかくて気持ちの良い手触りでした。土のテラコッタや日本の藍色を思わせるようなナチュラルで優しい色合い。栽培や生産におけるカーボンフットプリントが少なくエコな素材です。

スティルレーベンのリネンテキスタイルは、リネン生産の100年の歴史を持つリトアニアの家族経営の工場で縫製されています。縫製の際に使うミシンはなんと、地熱発電システムで稼働するのだそう。工場では、革新的かつサスティナブルな手法を採用し、すべての工程でリサイクルと廃棄物の削減に取り組んでいます。

リネンは使えば使うほど柔らかく、吸水性、速乾性、抗菌性もあることから、寝具やキッチンにぴったり。クッションカバーやベッドシーツ、キッチンタオル、テーブルクロス、テーブルナプキンなど、幅広いラインナップが揃っています。

我が家はリネンのキッチンタオルを愛用しているのですが、テラコッタとグレーが1セットになったキッチンタオル(上画像参照)を購入させていただきました。テラコッタにはグレーのラインが、グレーにはテラコッタのラインが入っています。プレゼントにも良いですね。カラーはライムストーンとブルーのセットもあり。その他、布小物では、小さくたためるショッピングバッグやスティルレーベンのロゴ入りトートバッグも人気だったようですよ。



■スティルレーベン×日本のプロダクトのショーケース

南青山の東京会場では、ポップアップストアの隣に、インテリアスタイリストの中林友紀さんが、スティルレーベン×日本のプロダクトを組み合わせたスタイリングを披露していました。

和の器とストーンウェアを並べたり、組み合わせてスタッキングしたり、フラワーベースにキッチンツールを入れたり、タンブラーも箸立てにするなど、ちょっとした素敵な使い方にうっとり。





大ぶりのストーンウェアやリネンのクッションがナチュラルに置かれた小上がりの畳スペースは安らぎの空間に。和のちょっとした小さな飾り物との相性も良いので、すぐに暮らしに取り入れることができそう。

このスティルレーベンのポップアップストアは、この後、札幌、長野、神戸、広島、福岡、愛知(他)にて開催予定!ぜひチェックしてみてください。

STILLEBEN POPUP STORE「HEJ!JPN(ハロー!ニッポン)」
巡回イベント開催予定会場 
※記事掲載時点 ※ショーケースは東京会場のみ

■札幌 SUU ステラプレイス店
期間:2022年4月22日(金)~5月8日(日)
北海道札幌市中央区北5条西2丁目 札幌ステラプレイスイースト2階
時間:10:00~21:00 定休日なし
https://www.suu-sapporo.jp/
※購入者にはSTILLEBENバッジプレゼント。
※先行発売(他では6月下旬以降の発売になります)
※5月9日以降オンラインショップで購入可能です。

■長野 面影 book&craft
期間:2022年6月18日(土)~26日(日)
https://omokagebnc.com/

■神戸 HAFEN
期間:2022年6月25日(土)前後~7月20日(水)前後
https://hafen.jp/

■広島 広島蔦屋
期間:2022年8月上旬~9月上旬
https://store.tsite.jp/hiroshima/

■福岡 LT LOTTO AND TRES
期間:2022年9月10日(土)~9月25日(日)
https://www.lotto-tres.com/

■愛知(安城市) soup. life store
時期:2023年3月予定
https://b-soup.com/

その他、開催予定の店舗あり。

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(2022年04月26日更新)
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