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6月上旬。じんわりと汗ばむ気候の中、インテリア ライフスタイルの会場も熱気で包まれていました。空間をふんだんに使ったディスプレイからは、ブランド各社の熱意と意気込みが伝わってきます。ウロウロとしているだけでワクワクしてくるスタイリッシュなブースたちに胸を躍らせては、ものづくりにまつわるお話に聞き入り、まんまと心を鷲掴みにされました。 今回は、北欧関連のプロダクトが集まる「Nordic Lifestyle」ゾーンを中心に、お話を伺ってきました。今後を担う、北欧ブランドは?ニッポン×北欧の新たなプロダクトとは一体?! |
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HELMIの隣を覗くと、可愛らしいカラーでまとめられたお部屋がありました。バイヤーさんも思わずつつつ・・・と引き寄せられているこちらのブースのブランドはCamilla L.(カミーラ・エル)。 グラフィックデザイン、テキスタイルデザイン、プロダクトデザイン、 ロゴ制作を含むブランディングをはじめ、なんとイケアのあのイエロー×ブルーの空間デザインから、テレビでMCも務めるスウェーデンの人気デザイナー、Camilla Lundsten(カミーラ・ルンドステン)のオリジナルブランドで、今回、国内初お披露目の商品です。 |
Camilla L.(カミーラ・エル)のタオルコレクションもまた、今治タオルの老舗メーカー「藤高」の技術から生まれたプロダクト。 手前がガーゼハンカチ。奥がタオルハンカチ。 ガーゼハンカチは、ガーゼが3層構造になっており、軽い上に柄の出方が鮮明なのが特徴。 奥に見えるタオルハンカチは、シャーリングした生地に柄をプリントしたもので、柔らかい肌触りが特徴的。愛らしい刺繍やカラーが、ハッピーな気分にしてくれそう。 |
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こちらのブースでは、以前、ノルウェー大使館さんがHPで紹介されていた「DARLING CLEMENTINE(ダーリン・クレメンタイン)」を発見! Ingrid ReithaugとTonje Holandの二人によるデザインユニットで、「古き良き北欧からのメルヘンな想像力」を表現。グリーティングカードやポストカードを中心としたアイテムを手がけています。 今回は食器やトレイを含む新作「Little Wonders(リトル・ワンダー)」というシリーズが登場。 |
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こちらのブースには、ノルウェー・フィンランド・スウェーデンという、それぞれ異なる北欧3ヶ国のブランドがディスプレイされていましたが、どことなく共通点を感じます。 バイヤーさんたちの出入りもたくさん見られました。ちなみに、右側にダーリン・クレメンタイン、真ん中にスウェーデンのEmelie Ek Design(エメリエ・エーク・デザイン)、左側にフィンランドのKauniste(カウニステ)がディスプレイされていました。 |
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どどーん!(笑) こちらの白熊さんのデザイン。勘の良い方、テキスタイルファンの皆様はなんとなくピンと来たのではないでしょうか? 先日の傘展でも話題となったテキスタイルデザイナー、鈴木マサルの今期の新デザインです。奥に見えるのは、ゆたんぽ。「とってもあったかいんですよ!」とスタッフの方が笑顔で教えてくださいました。 |
鈴木さんの白熊ブランケットと出逢ったのは、フィンランドのLapuan Kankurit(ラプアンカンクリ)社のブース。 やはり鈴木さんの「hitsuji(ひつじ)」デザインが人気で、バイヤーさんからも「かわいいですよね~!」という声があがっていました。 リネンのキッチンクロス(ティータオル)は素朴でザラっとした手触りが気持ちいい。手頃な価格で人気の品だとか。 |
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ラプアンカンクリ社の商品を紹介しているのは、北欧のグラスウェアや陶磁器、キッチンウェアをはじめ、書籍やポスターなど幅広いアイテムを扱っているbiotope(ビオトープ)。今回が初出展とのことです。 三角屋根が目印のビオトープさんのブースは、鈴木さんの傘展の展示デザインを手がけ、マリメッコの店舗デザインでも知られる設計事務所ima(イマ)によるもの。 穴のあいたベニヤ板「有孔ボード」を利用し、リビングからキッチングッズまですっきりと展示されていました。 |
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三角屋根の下には、3日間毎日違うアイテムが置かれていたようです。この日スポットを当てられていたのは、アザラシ貯金箱。 元々フィンランドの銀行でノベルティとして用いられてきたデザインで、サイドの絵付けには、ヘイニ・リータフフタも手がけたことのある人気シリーズ。 こちらの愛らしい鳥のデザインは、日本の陶器やファブリック、版画なども手がける鹿児島睦(かごしま・まこと)さんによるもの。 |
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今回のインテリア ライフスタイルは、鈴木マサルさんつながりのブースがこちらにも! 「Everyday」ゾーンで吉井タオルさんとして、鈴木さんのオリジナルブランドOTTAIPNU(オッタイピイヌ)も出展されていました。 ブースデザインも鈴木さんが手がけたそうです。上に見られるパッケージは、生地の柄がチラっと見える窓付きのキュートなデザイン。 |
石ころを敷き詰めたイメージのマット。 こちら側から見ると「凸」ですが、裏返すと ちゃんと「凹」。今治のタオルメーカー、 吉井タオルの技術による柔らかな手触りが 足裏を心地良くくすぐってくれそう。こちらの カラーはフィンランド限定カラーだとか。 |
枯山水の砂利の庭をイメージしたかのようなマット。メーカーさんによると、砂利のイメージを表現するのに苦労したのだとか。この砂利のザラザラ感は、綿糸にポリエステルの糸をよりあわせた糸で作り上げたそうです。ザラザラ感はかなりリアル! | ||||
最後にご紹介するブースはこちら! 国内最大手の海外著作権エージェント会社、タトル・モリ エイジェンシーによるこちらのムーミンのブースには、ムーミン関連アイテムがそこ狭しと並び、近くを通る人々の注目を浴びていました。 今回が初出展だそうです。 |
ベッドルームやダイニングルーム、リビングルームをイメージしたディスプレイは、もちろん全てがムーミングッズ。 ムーミン関連アイテムを扱っている70~80社のうち、これでも20社に絞ったというから驚き。ムーミン一色の暮らしも夢じゃないということです。 2年後の2014年には、ムーミンの生みの親、トーベ・ヤンソンの生誕100周年を迎えることにより、ムーミンに関するさまざまな企画や催しが予定されているようです。 ムーミン。今後もますます注目の的となりそうです。 |
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インテリア ライフスタイルは、今回、過去最大の出展者数に並ぶ652社が参加。ライフスタイルのアイデアや、最新トレンドが集結する国内最大の国際見本市です。 インテリア ライフスタイル Interior Lifestyle Tokyo 日時:2012年6月6日(水)~8日(金) 会場:東京ビッグサイト 西ホール http://www.interior-lifestyle.com/jp/top.php |
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インテリア ライフスタイル Nordic Lifestyle HELMI ヘルミ 新留直人 今治 Camilla L. カミーラ・エル Camilla Lundsten カミーラ・ルンドステン DARLING CLEMENTINE ダーリン・クレメンタイン Emelie Ek Design エメリエ・エーク・デザイン Kauniste カウニステ フィンランド スウェーデン ノルウェー イケア Lapuan Kankurit ラプアンカンクリ 鈴木マサル biotope ビオトープ OTTAIPNU オッタイピイヌ ムーミン トーベ・ヤンソン Interior Lifestyle Tokyo 東京ビッグサイト