昨年、映画祭「EUフィルムデーズ」で先行上映され、8月に全国公開となった「365日のシンプルライフ」。公開時からジワジワと広がっていき、各地で好評を博し、半年以上にわたるロングランヒットとなりました。その「365日のシンプルライフ」が、5月23日(土)にDVDとなって登場します!
まず、「365日のシンプルライフ」って何?どんな映画だったっけ?という皆様(一度見たらかなりのインパクトを受けるので、なかなか忘れないような気がしますが!笑)、この作品は、監督本人が演じる主人公が「人生で大切なもの」を見つけ出す365日の“モノがたり”。
失恋をきっかけに、自分の持ちモノすべてを倉庫に入れて部屋を空っぽに(リセット)して、本当に必要なモノとはいったい何なのか、モノと向き合い、対話する365日の実験生活を実施するという奇想天外なストーリー。部屋だけでなく、下着もつけず、素っ裸から物語が始まるのですが、まさに身も心も裸一貫からスタートします。
登場する家族や友人は本物。監督・脚本・主演を務めたペトリ・ルーッカイネンの、「とにかくやってみよう!」というアイディアが形になった映画。ペトリを取り巻く人間関係と日常生活に起こるドラマが、リアルなものということもあり、見ているこちらもハラハラドキドキ。北欧ジャズシーンをリードするティモ・ラッシー(from The Five Corners Quintet)のサックスに乗って、軽快に綴られていきます。2013年のフィンランド公開時には、ペトリ監督の実験生活を試してみようと、多数の“実験”フォロワーが生まれ、若者の間で一大ムーブメントになりました。
シンプルな暮らし?興味ある!でも、何から、どうすれば・・・?
映画からそのヒントを見つけ出すことができるかも!?
DVD特典として、 「365ピックアップ・ノート(ペトリの365ピックアップ・リスト&アドバイスつき)」(初回限定封入)が付いてくるので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょう?
●フィンランド式「シンプルライフ」とは?
「ムーミン」やサンタクロースの国として知られているフィンランドは、常に幸福度ランキングの上位。世界有数のシンプルライフの国で、自分でモノを作るDIYやリペア・リユース・リサイクルに関心が高い。2年前に始まった人気イベント「クリーニングデイ」のような、モノ・ヒト・コトを効率的に楽しく循環させる場など、サステナブルなシステムをデザインすることに長けている。よく森に出かけ、夏は自分で作ったサマーハウスでゆったりと過ごし、自分自身を取り戻すことを大事にしているフィンランド人。彼らのシンプルなライフスタイルには、私たちの暮らしを豊かにすヒントがある。
フィンランド人のシンプルなライフスタイルを垣間みることができる本作。映画界のみならず各界からの賛同コメント(※)も多数寄せられました。(※)映画公式HP参照 http://www.365simple.net/
【ストーリー】
ヘルシンキ在住・26歳のペトリは、彼女にフラれたことをきっかけにある“実験”を決意する。
ルールは4つ。
①自分の持ちモノ全てを倉庫に預ける
②1日に1個だけ倉庫から持って来る
③1年間、続ける
④1年間、何も買わない
1日目は、空っぽの部屋から倉庫まで、全裸で雪のヘルシンキを駆け抜ける。こうして始まった365日の“実験”生活。毎日、倉庫からモノを1つ選ぶたびに、「自分にとって今、必要なモノは何か?」を考える。そんな中で、モノに反抗したくなったり、逆にモノが恋しくなったり、気持ちは日々変化していく。幸せになるために始めた365日の“実験”生活の中で、果たしてペトリは「人生で大切なもの」を見つけ出すことができるのか?
参考記事:
【8/16公開】フィンランド映画「365日のシンプルライフ」
【特集】フィンランド映画「365日のシンプルライフ」ペトリ・ルーッカイネン監督来日インタビュー
【キャスト・スタッフ】
◆監督・脚本・主演:ペトリ・ルーッカイネン
1984年生まれ。17歳からTVCMやミュージック・ビデオを作り始める。フィンランドの国営放送Yle放映の3本のドキュメンタリー・シリーズに、 ディレクター・撮影監督・編集として携わっている。本作で長編映画デビュー。
◆音楽:ティモ・ラッシー(from The Five Corners Quintet)
名門シベリウス・アカデミー出身、ソウルフルな新世代サックス・プレイヤーとして、北欧No.1 の人気と実力を誇るミュージシャン。2006年に初来日公演を行なったThe Five Corners Quintetのフロントを務め、バンドでもソロでも日本デビューを果たしている。その後もイタリアのレーベル・Schema から“ Live with Lassy”などを発表、Timo Lassy Band としても活動の幅を広げている。近年はアートの新しい形としてのジャズを知らしめるために、We Jazzを設立し、ヘルシンキで1週間にわたるジャズ・フェスティバルを主催。
◆字幕翻訳:川喜多綾子、字幕協力:坂根シルック
【DVDリリース情報】
365日のシンプルライフ(原題:Tavarataivas/英題:My Stuff)
2015年5月23日(土)発売
VIBF-5712(POS4988002692712) 価格3,800円+税
2013年フィンランド/16:9/カラー/片面1層/本編:約80分/音声フィンランド語(日本語字幕)
※字幕オン・オフできない仕様です
DVD特典:初回限定封入 「365ピックアップ・ノート(ペトリの365ピックアップ・リスト&アドバイスつき)」
提供・発売元 : パンドラ+kinologue
販売元:ビクターエンタテインメント
映画公式HP:http://365simple.net/ (トレーラー公開中)
DVD公式HP http://www.jvcmusic.co.jp/-/Discography/-/VIBF-5712.html
映画公式Facebook:http://www.facebook.com/365simple
映画公式Twitter:http://www.twitter.com/@365simple_
(C)Unikino2013
●5月23日DVD発売同日に、クリーニングデイ開催!
都内某所で、クリーニングデイと連動してDVD発売記念上映会が予定されています。
※クリーニングデイとは?
フィンランドで2012年より年2回(5月4週・8月最終週の土曜日)開催の人気リサイクル・カルチャー・イベント。「リサイクルのハードルを下げる」「地域交流」を目的にオフィシャルサイトに登録して誰でもどこでもフリーマーケットを開くことができる。日本でも2014年よりリサイクルから一歩進んだ「アップサイクル」をテーマに開催。「モノと向き合う日」として、フリマの他、物々交換やワークショップ、上映会と、地域性に富んだアイディアを自分サイズで形にすることで全国に拡大中。http://cleaningday.jp/
参考記事:
【8/30】フィンランド発の人気イベントが日本でも!モノと対話する日「クリーニングデイ」
【特集】自分サイズで開催できる!フィンランド発祥イベント「クリーニングデイ」日本本格始動!